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学会会長よりご挨拶

神田一郎 新会長(第3期)

2014年4月、初代会長佐野先生から2代目会長としてバトンタッチし、この度3代目会長を継続することになりました。初心を忘れずに精一杯頑張りますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

日本海洋人間学会は、これまで「海と人間に関する研究」を発表する適正な学会がないことを気にかけておられた初代会長の佐野先生が、同様な思いの方々に声をかけられ、一堂に集まった者が発起人となって、2012年4月に設立されました。

会員は海で活動している人を中心に、健康、安全、教育や競技などに関わっている教育者・指導者及び研究者によって構成されており、現在の会員数は147名です。学会事務局を東京海洋大学内に置き、これまで学会大会・総会を5回(年1回開催)開催してきました。

そして、設立4年目の2016年に日本学術会議協力学術研究団体として認められました。会員数が100名以上であることや、研究者の数、研究の成果物等の審査が行われた結果ですが、これらは会員の皆様の地道な研究活動や教育・訓練指導を通じて発表された論文等が極めて優秀であったことにつきます。

最近の地球規模における自然環境の悪化と、世界の爆発的人口増が嘘のような、我が国の少子高齢化に伴う人口減と、経済・教育等の変化は、想像を超えた影響を様々な分野に与えてきています。そんな中で「海」に関わった環境の中で活動をしている関係者の環境も大きく変化してきています。

私は、長年、練習船の教官として海技者を目指す若者に船の運航に関する技術を教えてきましたが、海の上で生活することにより、人間としての資質教育が自然となされていることを知りました。海の自然の怖れを知ることにより、自身の微力さを知ることになり、素直な気持ちになれるからだと信じます。さらに想像を超える不思議な力も加わっていると感じてきました。この海の力は、これからも変わるものではないと思います。

過去5回の学会大会で発表された中には、教育現場で苦しみながらも素晴らしい成果を得た体験談や現場で働く若者を指導する苦労と喜びなどの紹介もありました。今、それぞれの持ち場で、創意工夫しながら頑張っておられる方々が多くおられると思います。是非、それらの情報・知識の交換の場としての役割を担う学会としての役割を果たしていければと思っています。

真の心の豊かさを求めた人間社会とはどのようにあるべきか? 一緒に考えていきましょう!

                             2017年1月

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